【特集 生殖医療の現在】
特集にあたって
Introduction.
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.34 No.4 7-8, 2016
- 著者名
- 吉村 泰典
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- Pharma Medica
生殖医療は人の生命の誕生にかかわる医療であることから,通常の臨床医学とは本質的に異なった倫理観が必要となる。それは生殖医療がすでに存在する個人を対象とするのではなく,生命の誕生そのものを対象とするからである。医師が患者に医療行為を施すとき,「患者のために」や「患者は待っていられない」という言葉がよく使われる。臨床医学では,医師が患者の求めに応じて,その時代における最高水準の医療を提供できる。しかしながら,生殖医療における治療の対象は,クライエントから生まれてくる子を含む家族である。近年の生殖医療の進歩には目覚ましいものがあり,生殖現象の解明のみならず,ヒトの生殖現象を操作する新しい技術も開発されている。細胞生物学や先端生殖工学技術の飛躍的進歩に伴って,生殖医学も革命を受けつつあるといっても過言ではない。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
