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M-Review

野巫医のたわごと

(162)崇徳院

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掲載誌
Pharma Medica Vol.31 No.11 80-81, 2013
著者名
前田貞亮
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Pharma Medica

落語に「崇徳院」という出し物がある. あるお店の若旦那が, 東京上野の清水(きよみず)さん(上野東叡山寛永寺清水観音堂)に参詣した折, 茶店で一服していると, そこに現れた供の女中を三人ほど連れた御嬢さん風の美女を見染めてしまったのである. 御嬢さん風の美女は, 茶店でその若旦那の前に腰を下ろしていたが, 立ち上がった時, 茶袱紗を落としたことに気付かなかった. 若旦那はそれを拾い上げ渡し, 御嬢さんが御礼を言って立ち去ろうとした時, 誰が結んだか分からないが, 桜の枝から糸の切れた短冊が風に舞って落ちてきた. 御嬢さん風の美女はそれを拾い上げ, ややしばらく見ていたが, 黙ってその短冊を若旦那に渡し, そこを立ち去った. その短冊には「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の」という崇徳院の歌が書いてあった. 短冊を受け取った若旦那は帰宅したが, この一件があってからというもの, 寝込んでしまい病名不明の病の床についてしまった.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Pharma Medica2013年11月号(Vol.31 No.11)

臨床医・薬剤師を対象に,各種疾患治療に関する最先端の臨床学の学術的トピックスを解説。医学・薬学の中間領域を目指す学術月刊誌。医師の薬学に対する理解を深め,薬剤師にも臨床の啓蒙となる雑誌を基本方針として,近年注目されている臨床薬理学分野からも 高い評価を受けている。医学・薬学の中間領域を目指す総合学術誌

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