【特集 がんの分子標的治療:進歩と課題】
骨髄腫に対する抗体医薬ダラツムマブ
Daratumumab.
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.31 No.11 27-30, 2013
- 著者名
- 照井康仁
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 血液 / 癌
- 診療科目
- 血液内科
- 媒体
- Pharma Medica
[I. CD38分子の特徴] CD38は, 256個のアミノ酸で構成される長いC末端細胞外ドメインと20個のアミノ酸で構成される短いN末端細胞質ドメインとを有する45kDのII型膜貫通糖蛋白質である(図1)1). CD38蛋白質は, NAD+の環状ADP-リボース(cADPR)への転化を触媒することができ, cADPRのADP-リボースへの加水分解も触媒することができる二機能細胞表面酵素である(図2)2). 個体発生時, CD38は, CD34+前駆幹細胞およびリンパ系前駆細胞, 赤血球および骨髄性細胞の前駆細胞上に出現する. CD38の発現は, TおよびB細胞の成熟の異なる段階において, さまざまな発現レベルでリンパ球系細胞に維持される3). CD38は, 非ホジキンリンパ腫(NHL), バーキットリンパ腫(BL), 多発性骨髄腫(MM), B細胞性慢性リンパ性白血病(B-CLL), BおよびT細胞性急性リンパ性(ALL), Tリンパ腫(TCL), 急性骨髄性白血病(AML), 有毛細胞白血病(HCL), ホジキンリンパ腫(HL)および慢性骨髄性白血病(CML)を含む多くの造血器悪性腫瘍およびさまざまな造血器悪性腫瘍由来細胞株で発現上昇している4).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
