小特集 パーキンソン病治療戦略
総論4 最適なContinuous dopaminergic stimulation(CDS)とは?
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.31 No.9 167-172, 2013
- 著者名
- 渡辺宏久 / 祖父江元
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 神経疾患
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 精神科
- 媒体
- Pharma Medica
総論監修:渡辺宏久(名古屋大学脳とこころの研究センター特任教授)
「はじめに」Continuous dopaminergic stimulation(CDS)とは, ドパミン受容体への持続的な刺激が, 運動合併症を予防, 改善しうるというパーキンソン病(PD)治療のコンセプトである1)-3). CDSは決して新しい概念ではなく, 既に1980年代にはL-dopa4)やlisride5)の持続静脈内投与が運動合併症の改善目的などで行われた. また主として1990年代には長い半減期を有する麦角系ドパミンアゴニスト(DA)が半減期の短いL-dopaよりも運動合併症の出現を遅らせ, 運動合併症を改善する理論的背景6)としても用いられた. さらに2000年代に入ると, アポモルフィンの持続皮下投与7)やlevodopa/carbidopa intestinal gelの胃瘻を介した腸内への持続注入8)が難治性運動合併症の治療に有用であることが報告され, CDSの実現に近づけるため薬剤を持続的に投与するcontinuous drug delivery(CDD)は, レボドパ誘発性ジスキネジア(levodopa induced dyskinesia ; LID)やwearing offの有効な治療戦略の1つと位置づけられる根拠となっている.
「はじめに」Continuous dopaminergic stimulation(CDS)とは, ドパミン受容体への持続的な刺激が, 運動合併症を予防, 改善しうるというパーキンソン病(PD)治療のコンセプトである1)-3). CDSは決して新しい概念ではなく, 既に1980年代にはL-dopa4)やlisride5)の持続静脈内投与が運動合併症の改善目的などで行われた. また主として1990年代には長い半減期を有する麦角系ドパミンアゴニスト(DA)が半減期の短いL-dopaよりも運動合併症の出現を遅らせ, 運動合併症を改善する理論的背景6)としても用いられた. さらに2000年代に入ると, アポモルフィンの持続皮下投与7)やlevodopa/carbidopa intestinal gelの胃瘻を介した腸内への持続注入8)が難治性運動合併症の治療に有用であることが報告され, CDSの実現に近づけるため薬剤を持続的に投与するcontinuous drug delivery(CDD)は, レボドパ誘発性ジスキネジア(levodopa induced dyskinesia ; LID)やwearing offの有効な治療戦略の1つと位置づけられる根拠となっている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
