【特集 多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎(NMO)の最新情報】
MSとNMOの発症メカニズムはどこまでわかったか
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.31 No.6 23-26, 2013
- 著者名
- 佐藤和貴郎 / 山村隆
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- アレルギー・免疫 / 神経疾患 / 眼疾患
- 診療科目
- 一般内科 / 神経内科 / 眼科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」多発性硬化症(multiple sclerosis; MS)の根本原因はいまだ不明であり, 視神経脊髄炎(neuromyelitis optica; NMO)についても同様である. しかし, 遺伝学, 免疫学, 疫学, 病理学領域における基礎研究の発展とともに, 近年両疾患の発症機序に関する理解が深化している. とりわけ, ゲノムワイド関連解析(genome-wide association study; GWAS)によるMS疾患感受性遺伝子の研究は, MSが他の自己免疫疾患と同様, CD4+T細胞を中心とする獲得免疫系の異常を背景とする疾患であることを示した. ただし, 疾患感受性遺伝子や疫学研究の多くは, 患者数の多い欧米のMS患者を対象としたものであるため, 人種的・地理的・文化的条件の異なるわが国のMS・NMO患者にそのまま当てはまるとは限らない. またMSは, 病理, 臨床経過, 治療反応性について多様な亜群(sub-group)を含むことにも十分な配慮が必要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
