野巫医のたわごと
(151)おおみそか(おおつごもり)
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.30 No.12 54-55, 2012
- 著者名
- 前田貞亮
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Pharma Medica
漢字で記すと大晦日, 改めて記すまでもなく12月31日のことである. 大晦日, 昔は陰暦が用いられていたわが国では大の月は30日で終了するから, その月の最後の日をみそか(三十日)といった. 小の月は29日で終わるから「くにち(九日)みそか」という言葉もあったようだが, 習慣的にこれも「みそか」と呼んだ. 陰暦12月30日は1年最後の「みそか」だから「おおみそか(大三十日)」となる. ところで, 「つごもり」は月が隠れて全く見えなくなるので月隠りから出た言葉である. 12月29日を「つごもり」といい, それに対して30日を「おおつごもり」といったという説もあるが, やはり1年の最後の「つごもり」だから「おおつごもり」と言うように自然になっていったのであろう. 新旧の年が交代する日の夜だから, 昔からいろいろな行事が家々で行われている. 「年越しそば」, 「みそかそば」として蕎麦を食べるが, これは「蕎麦のように長く」幸福にという縁起から起こったと言われているが, 他の一説には金箔師が仕事場に散らばった金・銀の粉を集めるのに蕎麦粉をこねた塊を用いたことから, 「金銀を掻き集める」という縁起の意味だとも言われている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
