【特集 腎癌診療をめぐる最近の話題】
分子標的薬時代における免疫療法・ワクチン療法
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.30 No.8 53-56, 2012
- 著者名
- 植村 天受
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓 / 癌
- 診療科目
- 泌尿器科 / 腫瘍内科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」転移性腎癌に対する薬物療法はわが国において, 2008年にソラフェニブとスニチニブの2つのチロシンキナーゼ阻害薬(tyrosine kinase inhibitor;TKI)と2010年にエベロリムスとテムシロリムスの2つのmTOR阻害薬が使用可能となり, これまで薬物治療の主役であったインターフェロン(IFN)-αやインターロイキン(IL)-2によるサイトカイン療法から分子標的治療が主流となった. これらの分子標的薬は, 主に腫瘍の血管新生をターゲットとしている. すなわち血管内皮細胞増殖因子(vascular endothelial growth factor;VEGF)や血小板由来成長因子(platelet derived growth factor;PDGF)などの増殖因子が, 細胞表面にあるレセプターに接続することにより, レセプターチロシンキナーゼが作動し, シグナルが増殖因子レセプター(GFR)→PI3K→AKT→mTORへと伝達され, 腫瘍の血管新生促進へと働く.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
