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CKDをめぐる新たなる展開
難治性ネフローゼ症候群
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.28 No.2 35-38, 2010
- 著者名
- 今井圓裕
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 腎臓 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 一般内科 / 腎臓内科 / 泌尿器科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Pharma Medica
「I. 難治性ネフローゼ症候群の定義」ネフローゼ症候群は, 1973年に厚生省特定疾患ネフローゼ症候群調査研究班にて定義されている1). 尿蛋白3.5g/日以上を持続し, かつ血清総蛋白6.0g/dL以下または, 血清アルブミン値3.0g/dL以下であることが, ネフローゼ症候群には必須項目である. 必須項目ではないが, 浮腫は重要な所見である. 脂質異常症は多くの症例に認められ, 診断基準にあげられているが, 参考条件で必須項目ではない. ネフローゼ症候群が治療により改善することを寛解というが, 同じくネフローゼ症候群調査研究班にて1974年に決められた治療効果判定基準の定義を表に示す. この寛解の定義は日本と米国では異なっている. わが国の完全寛解は蛋白尿の消失であり, 欧米でのremissionは0.3g/日(0.2g/日)未満になることである. また, 1日の尿蛋白が1.0g/日未満に低下すると予後が明らかに改善するため, 1.0g/日未満になることを不完全寛解I型と呼び, 尿蛋白が減少するも, 1.0g/日以上を不完全寛解II型と区別している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
