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癌のワクチン療法
乳癌におけるHER2/neuワクチン
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.28 No.1 29-33, 2010
- 著者名
- 影山愼一
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- アレルギー・免疫 / 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 腫瘍内科
- 媒体
- Pharma Medica
「I. HER2は細胞増殖シグナル伝達関連膜蛋白質で乳癌の予後や臨床病態に深く関連する」HER2(Human epidermal growth factor receptor-2;erbB2/neu)は, HER1(epidermal growth factor receptor;EGFR), HER3(erbB3), HER4(erbB4)とともに, 膜型チロシンキナーゼファミリーの1つであり, 生理学的には細胞の増殖, 生存と分化, 遊走, とりわけ胎生期において重要な活性をもつとされている. HER2は1,455個のアミノ酸で構成されている. HER2リガンドは不明で, 他のHERファミリーはリガンドの結合により活性化され, 構造変化をきたしてホモダイマーやヘテロダイマーを形成するとされている. HER2では, ヘテロダイマー形成がホモダイマーより優位なシグナル複合体形成をきたし, ダイマー形成が細胞内ドメインのチロシン残基の強いリン酸化を引き起こし, 細胞内シグナル伝達系下流のPI3やMAPキナーゼを活性化する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
