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やせの医学
中枢性摂食異常症 薬物治療の現状;グレリンを中心に
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.27 No.10 69-71, 2009
- 著者名
- 赤水 尚史 / 寒川賢治
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 精神疾患 / 栄養管理
- 診療科目
- 一般内科 / 産婦人科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 小児科 / 心療内科 / 精神科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」摂食障害では極端なやせと低栄養状態が問題になることがある. また, やせに伴う胃腸機能の低下によって摂食量を増加できない場合がある. このような状態に対する治療としては, 現在のところ点滴や経管栄養などによる栄養補給しかない. 食欲増進薬, 抗うつ薬, 向精神薬などが試みられているが, 治療薬としては確立していない. 一方, 数年前にグレリンという胃で作られるホルモンが日本で発見された. このホルモンは, 通常の体内投与によって摂食を増加させる作用を示す唯一のホルモンであり, 胃腸機能を亢進させる働きもある. したがって, 摂食障害のような食欲不振や胃腸機能障害を呈する疾患に対して, 摂食や栄養状態を改善する治療薬として期待されている. まだ試験的な段階だが, 摂食障害患者にグレリン投与が行われ, 摂食量や胃腸機能の改善を認める結果が報告されている. 本稿では, グレリンがどのようなホルモンであり, その作用が摂食障害の治療薬としていかに臨床応用されつつあるかについて述べる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
