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生殖医療最前線
クローン胚・ES細胞と生殖医療
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.27 No.5 57-61, 2009
- 著者名
- 阿久津英憲 / 近澤奈々 / 梅澤 明弘
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 再生医療
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」胚性幹(ES)細胞は胚盤胞の内部細胞塊より樹立される細胞で, 身体を構成するすべての種類の細胞に分化する能力を保ちつつ体外培養系で無限に増殖できる希有な細胞である. ES細胞は実験動物のマウスで約25年前に樹立され, 1998年にヒトES細胞が米国ウィスコンシン大学のグループにより報告され, 一気に再生医療の分野で注目されるようになった. 米国ではヒトES細胞を用いた臨床治験がまさに始まろうとしている. このES細胞の多分化能性を証明する方法として, マウスではES細胞を免疫不全マウスへ移植し奇形腫形成を確認する方法と, ES細胞を胚盤胞へ注入し得られた個体で外胚葉・中胚葉・内胚葉の三胚葉組織へ寄与するキメラ個体が得られることと, 体外培養系でES細胞から分化した細胞の集合体(胚様体:Embryoid Body;EB)を作成し三胚葉組織への分化を確認する方法がある. これまで, ES細胞からEBへ分化する過程ではin vivoで起こる発生の多面性や遺伝子発現と細胞分化のタイミング, in vivoのイベントが同様に起きているとされている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
