全文記事
生殖医療最前線
生殖補助医療における多胎妊娠とその予防
購入する
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.27 No.5 21-25, 2009
- 著者名
- 宇津宮隆史
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 代謝・内分泌
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」この10数年間の, さまざまな研究に基づいた多くの新知見により, 生殖補助医療(ART)は安定した結果を提供できるようになってきた. その結果, 現在ではどのような方法であっても, 移植可能な胚が得られれば, 妊娠率30%以上は期待できる. もっとも, 最近では高齢者を中心にした, いわゆる妊娠困難例に対する対策も, 盛んに議論されるようになってきた. その一方, 昨今の周産期医療の現状との関連において, ハイ・リスク妊娠の回避も当然, 生殖医療を行う側の責任であることは論を待たない. 理想的な生殖医療は将来の社会のため, 健康な1人の赤ちゃんを得ることであるといえる. 「I. 多胎妊娠の現状」生殖医療の発展と多胎妊娠の関連については, 多くのレポート, 研究, 論文がすでにみられるので, その現状は割愛する. 多胎妊娠の, 周産期医療に対するインパクトは, 多大なものであり, そのコストのみならず1)2), 産科的合併症においても3)4)単胎妊娠を強く望まれている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
