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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.27 No.2 27-31, 2009
- 著者名
- 髙橋麻衣子 / 神野浩光
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 癌
- 診療科目
- 一般外科 / 放射線科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」原発性乳癌の治療は, 外科的治療が主であった時代から集学的治療を主体とする時代へと大きく変化を遂げた. 外科的治療は, 1894年のHalstedによる胸筋合併乳房切除術に始まり, 1960年頃よりPatey, Auchinclossらによる胸筋温存乳房切除術へと移り変わっていったがやはり乳房切除が基本であった. 1980年代後半からは乳房温存手術が登場し, 最近ではセンチネルリンパ節生検が普及し, 手術は縮小化, 低侵襲化の傾向に向かっている. この背景には, 乳癌が比較的早期から全身病であることが多いという概念が広まるとともに, 多くの臨床試験により縮小手術の有用性が確認されたこと, 画像診断の進歩, 検診の普及による早期乳癌の発見の増加, 薬物療法の進歩などが大きく影響している. 本稿では外科的治療の変遷の概要について述べる. 「I. 乳房温存手術」乳房温存手術は, 日本乳癌学会による2003年の全国集計において, はじめて胸筋温存乳房切除術の割合を上回り, 全乳癌手術中48.4%となった(図)1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
