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Special Articles 総説

臨床 装着型サイボーグHAL

中島孝

MD Frontier Vol.2 No.1, 19-25, 2022

神経筋疾患に対するHAL医療用下肢タイプ[HAL(Hybrid Assistive Limb)はCYBERDYNE Inc.の登録商標]を使用した歩行運動療法は,初めて無作為化比較対照試験(randomized controlled trial:RCT)で有効性と安全性が証明された運動療法であり,神経筋8疾患における標準的な治療法に位置づけられる.脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy:SMA)に対するSMN蛋白増強治療(ヌシネルセンナトリウム,リスジプラムなど),デュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy:DMD)に対するエクソン・スキップ治療,球脊髄性筋萎縮症(spinal and bulbar muscular atrophy:SBMA)に対するアンドロゲン除去療法(リュープロレリン酢酸塩)とHALを同時使用することで薬剤効果が高まり,さらなる持続的な運動機能改善効果が得られる可能性が高く,一部は観察研究が始められている.
「KEY WORDS」神経筋疾患,HAL,リハビリテーション,サイバニクス治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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