低ホスファターゼ症(HPP)の小児型は,運動発達の遅れや運動機能の低下などが診断のきっかけとなる場合がある.近年,アスホターゼ アルファが周産期重症型だけでなく,小児型,成人型にも投与が拡大している.治療効果判定と密接な関わりのある運動機能であるが,小児型においては児自身が持つ運動発達と重なり,成人型に比して評価が困難となっている.小児型HPP患者特有の運動機能評価法は存在しないため,「6分間歩行テスト」,「TUG」,「BOT-2」は治療効果判定の有用な方法となり得る.疾患として統一した方法で評価を継続し,データを積み重ねていくことが重要である.
                Special Articles
              
 小児型HPPにおける運動機能評価法
                  掲載誌
                
 
                  HPP Frontier
                   No.3 19-22,
                  
                    2020
                  
 
                    著者名
                  
  
                          田村 太資
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          腎臓
                        / 
                          代謝・内分泌
                        / 
                          小児疾患
                        / 
                          消化器
                        / 
                          骨・関節
                        
                    診療科目
                  
  
                          整形外科
                        / 
                          リハビリテーション科
                        / 
                          糖尿病・代謝・内分泌科
                        / 
                          消化器内科
                        / 
                          小児科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      HPP Frontier
                    
 
                    Key Words
                  
  
                          小児型HPP,運動機能評価,6分間歩行テスト,TUG,BOT-2
                        
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。