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特集 健康寿命延伸のためのサルコペニア対策―現状の課題と今後の展望

6.サルコペニアの摂食嚥下障害

若林秀隆

日本サルコペニア・フレイル学会雑誌 Vol.1 No.1, 29-33, 2017

サルコペニアの摂食嚥下障害とは,全身および嚥下関連筋の筋肉量減少,筋力低下による摂食嚥下障害である。老嚥とは,健常高齢者における摂食嚥下機能低下で,摂食嚥下のフレイルといえる。サルコペニアの摂食嚥下障害は,誤嚥性肺炎,大腿骨近位部骨折術後,廃用症候群,不適切な栄養管理による低栄養などで入院高齢患者に生じることが多い。臨床現場で容易に診断するために,診断フローチャートを開発した。
治療はサルコペニアの原因によって異なり,リハビリテーション(以下,リハ)栄養の考え方が有用である。リハ栄養とは,ICF(国際生活機能分類)による全人的評価と栄養障害・サルコペニア・栄養摂取の過不足の有無と原因の評価,診断,ゴール設定を行ったうえで,障害者やフレイル高齢者の栄養状態・サルコペニア・栄養素摂取・フレイルを改善し,機能・活動・参加,QOLを最大限高める「リハからみた栄養管理」や「栄養からみたリハ」である。
「KEY WORDS」老嚥,誤嚥性肺炎,リハビリテーション栄養,リハ栄養ケアプロセス,医原性サルコペニア

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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