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Clinical Trials

2 マウス肝細胞癌モデルにおけるヒストン脱アセチル化酵素阻害剤Belinostat(べリノスタット)を併用したチェックポイント阻害剤の抗腫瘍効果の増強

岡本渉杉山一彦茶山一彰

がん免疫療法 Cancer Immunotherapy Vol.3 No.2, 31-34, 2019

HCCに対するICIについては,アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)が第Ⅱ相試験の結果1,2)をもとに二次治療以降でニボルマブとペムブロリズマブをそれぞれ迅速承認しているが,わが国ではともに薬事承認が得られていない(2019年8月現在).それぞれの薬剤の効果を検証した第Ⅲ相試験では主要評価項目を満たさなかったことが報告されており3, 4),併用療法での開発に期待が寄せられる.
本論文は,マウス肝腫瘍由来細胞株を移植したマウスモデルを用いて,ICIと抗腫瘍免疫の調整作用を有するといわれているHDAC阻害剤との併用について,抗腫瘍効果とその免疫機構を基礎実験で検討している.
「KEY WORDS」チェックポイント阻害剤,HDAC阻害剤,肝細胞癌,M1マクロファージ,PD-1/PD-L1発現,制御性T細胞

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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