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美容皮膚科講義

Paper No.2 低分子コラーゲンペプチドの経口摂取は,ヒトの皮膚の水分量,弾力性,シワを改善する:ランダム化二重盲検プラセボ対照試験

根本美穂

Bella Pelle Vol.4 No.3, 49, 2019

要旨:コラーゲンペプチドサプリメントは,ヒトの皮膚の水分量,弾力性,シワを改善する効果的な方法かもしれない.本研究は,低分子コラーゲンペプチド(low-molecular-weight collagen peptide;LMWCP,トリペプチド[Gly-X-Y]含有量15%以上,うちGly-Pro-Hyp3%)の,ヒトの皮膚の水分量,シワ,弾力性に対する効果を臨床評価する,ランダム化二重盲検プラセボ対照試験である.被験者(n=64)を,ランダムにプラセボ群あるいは100mgのLMWCP摂取(1日1回12週間)群に振り分けた.皮膚の水分量,弾力性,シワのパラメーターを,ベースライン時,6週後,12週後に評価した.
LMWCP群ではプラセボ群と比較して,6週後と12週後の皮膚保湿値が有意に高かった.また,LMWCP群ではプラセボ群と比較して,12週後の皮膚シワの目視評価および3つのパラメーターが有意に改善していた.皮膚弾力性に関しては,LMWCP群において,3つのパラメーターのうちの1つが,ベースラインと比較して12週後で有意に改善していた.プラセボ群との比較では,12週後には3つのパラメーターのうち2つにおいて,LMWCP群のほうが高値であった.LMWCPの安全性については,試験期間中に試験品に関連した有害症状を呈した被験者は1人もいなかった.
これらの結果より,LMWCPは,ヒト皮膚の水分量,弾力性,シワを改善する機能性健康食品として使用できることが示唆された.
「KEY WORDS」分子コラーゲンペプチド,皮膚の保湿,弾性,シワ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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