2012年にピコ秒レーザー(picosecond laser;PsL)の市販機の論文が発表され1),20年ぶりに新しい理論のレーザー機器が出たと注目を集めた.PsLは,ピコ秒範囲のパルス持続時間を有する.Qスイッチレーザー(Q-switched laser;QsL)に比べて10-3程度の非常に短いパルス持続時間は,刺青粒子のような短い熱緩和時間を有する小さな標的の治療を容易にすることがわかっていた.PsL治療は顕著な音波効果を示し,反応性の組織加熱を少なくでき,色素粒子の機械的分解をもたらすと考えられている2,3)。
美容皮膚科講義
第9回 ピコ秒レーザー
掲載誌
Bella Pelle
Vol.4 No.1 51,
2019
著者名
山田 秀和
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
形成外科
/
皮膚科
媒体
Bella Pelle
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。