BP-Square 寄稿
顔の小腫瘍の炭酸ガスレーザーを用いた治療のコツ
~脂漏性角化症を中心に
掲載誌
Bella Pelle
Vol.4 No.1 40-41,
2019
著者名
川島 眞
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
形成外科
/
皮膚科
媒体
Bella Pelle
顔の小腫瘍にはさまざまなものがあるが,脂漏性角化症は皮膚科医が遭遇することの多い老徴の1つである.治療方法は,液体窒素を用いた冷凍凝固術,手術による切除,炭酸ガスレーザーによる蒸散があり,なかでも最新の炭酸ガスレーザーは,高精度のパワーと熱伝導で的確な組織の蒸散を可能とし,施術中の痛みや術後の色素沈着が軽減される有効な治療法である.本稿では,脂漏性角化症の病態と診断を踏まえ,炭酸ガスレーザー治療における治療の実際について解説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。