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特集 顔の小腫瘍

Feature Articles 特集論文 2.顔の悪性腫瘍

田中勝

Bella Pelle Vol.4 No.1, 18-21, 2019

顔に好発する皮膚悪性腫瘍として,光線角化症(actinic keratosis;AK),基底細胞癌(basal cell carcinoma;BCC),悪性黒子(lentigo maligna;LM)などが代表的である.AKとBCCは高頻度に遭遇する疾患であり,すべての皮膚科医にとって正確な診断と治療が要求される.LMの頻度はそれほど高くないが,誤診して治療してしまうと,再発時に無色素性となる場合があり気づきにくく,診断が遅れ,生命に関わる状態となる可能性もあるため,注意を要する.
美容的な治療を希望する患者は生検を拒否する傾向があるが,少しでも疑わしい病変は診断が曖昧なままで治療せず,生検の必要性を説明してカルテに記載するように心がける.そのうえで,慎重に経過をみるか,病院への紹介を考慮する.
本稿では上記の3疾患について,診断上最も重要なポイントを鑑別診断と対比させながら述べる.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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