第81回日本皮膚科学会東京支部学術大会が,2017年11月に,新宿区の京王プラザホテルで開催された.本大会の会長は末木博彦先生(昭和大学医学部皮膚科学講座教授).「躍進する皮膚科学-軸足を治療へ」をテーマに,皮膚科治療を重点に置いた演題が多く発表された.
今回のScientific Meetingでは,なかでも美容医療にかかわる2演題をピックアップし,紹介する.
教育講演1として発表された関東裕美先生の「皮膚科医として知らぬは恥 ─化粧品の知識─」では,皮膚科専門医が化粧の意義を理解することの重要性が述べられた.また,教育講演3として発表された藤本智子先生の「多汗症の治療 オーダーメードな治療の目標設定を」では,多汗症の悩みが増えるなか,皮膚科医が知っておくべき治療の選択肢がわかりやすく示された.