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C&I Update

産科DICにおけるアンチトロンビンⅢ(AT)製剤の使用方法

小林隆夫

Coagulation & Inflammation Vol.2 No.1, 11-17, 2016

「はじめに」周産期における出血は、わが国では現在でもなお妊産婦死亡原因の第1位を占める。したがって、産科ショック・DICに際しては不可逆的になる前に早期に診断し、早期に適切な治療をしなければならない。その治療には多くのスタッフが必要であり、緊急時の対応が可能な高次医療機関で対処すべきである。本稿では、産科DICの治療としてアンチトロンビンⅢ(AT)製剤の使用方法を中心に解説する。
「産科ショック・DICの特徴1)-5)」産科ショック・DICは種々の原因で起こるが、現在でもなおわが国の妊産婦死亡の第1位を占めている。妊娠後期および分娩周辺期に出血性ショック・DICを来す疾患を表1 1)2)に示す。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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