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State of the Art(Thyroid Cancer Explore)

【臨床】局所進行再発癌 ―切除と問題点―

森谷季吉

Thyroid Cancer Explore Vol.3 No.2, 37-41, 2017

局所進行再発癌は,瘢痕の中の操作となること,初回手術よりも浸潤の程度も強いため手術は困難である。このため術後機能も障害されやすい。また遠隔再発を合併しやすいという問題点もある。2014年に分子標的薬が承認され,局所再発(切除不能)に対しても治療の選択肢となった。局所進行癌の治療は,切除による症状や予後の改善,術後合併症のリスクや機能障害を考慮し,切除の可能性を十分検討したうえで決定されるべきである。
「KEY WORDS」局所進行再発癌,隣接臓器浸潤,副咽頭転移,椎骨前転移

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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