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Meet the Expert(Thyroid Cancer Explore)

明日は明日の風が吹く

原田種一

Thyroid Cancer Explore Vol.2 No.1, 57-62, 2016

突然に外科の島田信勝教授からお呼びがかかったのは1967年初頭のことです。僕は1955年に慶應義塾大学医学部を卒業し,立川の米国空軍病院でのインターン終了後,戦後再開された同大学大学院医学研究科外科系の第1回生として島田信勝教授ご指導のもとで4年間を過ごし,癌化学療法の副作用のテーマで学位を取得,米国のWorcester Foundation for Experimental Biologyで2年有余の乳癌のホルモン療法の実験に従事し,帰国後,中野組合病院で医員,医長として3年間を過ごして慶應義塾大学病院外科医局に戻ったばかりのときでした。医局員としてまずは順調なキャリアを積み,これからは慶應義塾大学病院の医師として専門を決めて臨床と研究を始めようとして張り切っていた矢先のことです。早速駆けつけますと,「君,伊藤病院に行って甲状腺の勉強をしてこい」とのお達しでした。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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