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日本内分泌外科学会

(外科)甲状腺分化癌脳転移症例の検討

第26回日本内分泌外科学会総会 会期:2014年5月22~23日 会場:名古屋マリオットアソシアホテル

齊藤芙美宇留野隆杉野公則伊藤公一

Thyroid Cancer Explore Vol.1 No.1, 66-70, 2015

「はじめに」甲状腺分化癌の遠隔転移の頻度は4~15%と報告されており1),遠隔転移のうち肺転移,骨転移の頻度が1~15%と高い2)。一方で,脳転移を生じることは稀であり,遠隔転移のうち6%3)と報告されているが,多症例での検討は少なく,その臨床像については不明な点も多い。今回,甲状腺分化癌脳転移症例の臨床経過を後ろ向きに検討し,長期生存に関わる因子を探求したので報告する。
「方法」1965年1月から2013年12月まで当院で分化型甲状腺癌の脳転移と診断された25例を対象とし,カルテ記載および現存する画像記録より臨床データを抽出した。また,脳転移診断後の生存期間をエンドポイントとして長期生存に関わる予後因子について単変量および多変量解析を行った。
「結果」性別は女性17例,男性8例。組織型は乳頭癌17例,濾胞癌8例,原発巣診断時年齢の中央値は57歳(20~91歳)。24例には原発巣に対する外科的切除が行われていた(表1)。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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