Doctor & Patient Communication
摂食障害治療に対する動機付け
精神科臨床 Legato Vol.8 No.3, 42-43, 2022
Aさん(18歳,女子高校生)は,高校2年生の新学期の体重測定(身長164cm,体重52kg)を契機に,太っていると思いダイエットを始めた。お菓子,ご飯の量を減らしたが,体重は少ししか減らなかった。そこでご飯の量をさらに減らして半年後には40kgまで減少して,無月経となった。しかしダイエットを止められず,高校3年生の夏には35kgになった。学校には元気に登校して成績優秀であった。しかし母親は娘のやせが心配で,説得して半ば強制的に病院の心療内科に受診させた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。