自閉スペクトラム症(ASD)と統合失調症には病因・病態の共通性が示唆されている。われわれはゲノムコピー数バリアント(CNV)解析を行い,両疾患の患者の約8%で病的意義をもつCNVを同定し,その多くは両疾患に共通していた。CNVデータの解析から病態パスウェイの共通性も確認した。病的CNVに基づくモデル生物(患者iPS細胞,モデル動物)の解析から,神経回路レベルの病態理解が進むと期待される。
「KEY WORDS」統合失調症,自閉スペクトラム症,ゲノムコピー数バリアント,iPS細胞,モデル動物
「KEY WORDS」統合失調症,自閉スペクトラム症,ゲノムコピー数バリアント,iPS細胞,モデル動物