Psychiatric Lecture
成因・危険因子 うつ病の発症に大きく関与するヒトヘルペスウイルス6のSITH-1遺伝子の同定
精神科臨床 Legato Vol.8 No.3, 18-21, 2022
われわれは,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が嗅球で産生する,潜伏感染蛋白質SITH-1を発見し,SITH-1がストレスを増幅することでうつ病の危険因子となることを見出した。血清中の抗SITH-1抗体を用いたSITH-1のうつ病への影響は,オッズ比12.2,頻度79.8%と非常に大きかった。
「KEY WORDS」うつ病,ヒトヘルペスウイルス6,HHV-6,SITH-1,嗅球
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。