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Psychiatric Lecture

治療 強迫症/強迫性障害の診療における認知行動療法の有用性

原井宏明

精神科臨床 Legato Vol.3 No.2, 34-39, 2017

認知行動療法の有用性は幅広い。身体疾患に対してもエビデンスがある。応用行動分析まで含めればイヌやネコに対しても有用である。一方,有用性は相対的なものである。自然経過やプラセボでもよくなる疾患・問題がある。うつ病の場合,何もしなくても完全に治る場合はよくある。強迫性障害はうつ病などと比べると,認知行動療法の有用性が相対的に高いが,だからといって完全に治せるという意味ではない。難治性の強迫のなかには家族内殺人に至るようなケースもある。2016年に札幌市で起きた事件も取り上げ,この疾患にどう向き合えばよいかを考える。
「key words」cognitive behavior therapy(CBT),obsessive compulsive disorder(OCD),canine compulsive disorder,exposure and ritual prevention,familicide

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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