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Psychiatric Lecture―診断とピットフォール―

うつ病に伴う不眠と不眠症の鑑別診断

橋爪祐二

精神科臨床 Legato Vol.1 No.1, 10-13, 2015

うつ病は,癌に次いで社会的な損失につながる疾患である。また,自殺の原因の1つはうつ病であり,最近2年間は日本の自殺者数は減少したが,やはり他の先進諸国に比べ自殺者が多い現状である。うつ病は身体症状から発症することが稀ではなく,そのなかでも不眠などの睡眠障害を訴えるケースが多い。また,不眠の症状があっても内科,婦人科,脳神経外科などを最初に受診するケースが少なくない。不眠はうつ病の前駆症状であり,また残遺症状でもある。うつ病による不眠は,睡眠薬だけを投与しても改善しないケースが多い。やはりうつ病の治療は抗うつ薬と睡眠薬や抗不安薬の併用が望ましい。
「Key Word」不眠,うつ病に伴う不眠,自殺

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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