大腸癌研究会の『大腸癌治療ガイドライン 医師用2016年版』では,改訂されたClinical Question(CQ)の一つ「CQ16-2:二次治療として分子標的治療薬の併用療法は推奨されるか?」に対する回答で,ベバシズマブは一次治療のレジメンに関係なく推奨度・エビデンスレベルが2Bとされた。一方,抗EGFR抗体薬の継続使用(Beyond Progression)は1D(推奨されない),ベバシズマブを含む一次治療後の抗EGFR抗体薬は2Cとされている。
本座談会では,2016年に承認された抗VEGFR抗体薬ラムシルマブの位置付け,抗EGFR抗体薬先行後の二次治療など,分子標的治療薬の使い分けについて,最新の臨床試験結果を解釈しながら活発な議論が展開された。
本座談会では,2016年に承認された抗VEGFR抗体薬ラムシルマブの位置付け,抗EGFR抗体薬先行後の二次治療など,分子標的治療薬の使い分けについて,最新の臨床試験結果を解釈しながら活発な議論が展開された。