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Q&A レジデントのための診療のEssence

切除不能進行・再発大腸癌の化学療法中の患者さんでは,骨転移・脳転移のサーベイランスが必要でしょうか?

濱口哲弥

大腸がんperspective Vol.3 No.1, 56-58, 2016

「Answer」
・切除不能進行・再発大腸癌の化学療法症例における骨転移・脳転移のサーベイランスの有効性は示されていません。
・痛みや神経症状,血液検査所見などにより必要に応じて画像検査を追加します。
「大腸癌同時性遠隔転移の頻度」大腸癌研究会・全国登録2000年~2004年症例によると,Stage Ⅳ大腸癌の遠隔転移部位の頻度は表1のとおりで,骨転移,脳転移はそれぞれ0.37%,0.04%ととても稀です1)。一方,Surveillance,Epidemiology,and End Results Program(SEER)databaseの2010年~2011年の大腸癌登録例の検討によりますと,初診時の骨転移,脳転移がそれぞれ0.85%,0.23%とやはり稀です2)。また,いずれの登録例でも結腸癌症例よりも直腸癌症例の方が骨転移・脳転移が多い傾向にありました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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