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米国臨床腫瘍学会(ASCO)

ASCO 2015におけるトピックス

馬場英司

大腸がんperspective Vol.2 No.4, 66-69, 2016

「はじめに」2015年の米国臨床腫瘍学会年次集会(ASCO 2015)では,飛躍的に研究が進んでいるがん免疫療法,特にさまざまな癌腫を対象とした免疫チェックポイント阻害薬に関する報告が多くなされました。ASCO 2014の大腸癌領域では,一次治療におけるベバシズマブとセツキシマブの分子標的薬同士を直接比較するCALGB/SWOG80405試験が大変注目されていたことが思い出されます。本年はこの大腸癌領域でも免疫チェックポイント阻害薬が話題となり,大腸癌化学療法の潮流の大きな変化を実感しました。
「ミスマッチ修復遺伝子が抗PD-1抗体薬の効果を左右する」大腸癌の個別化医療は,KRAS変異の有無による抗EGFR抗体薬の使い分けから始まり,現在ではRAS遺伝子型による治療選択が実地診療でも行われるようになりました。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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