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座談会(Round Table Discussion)

進行再発大腸癌の一次治療における分子標的薬の使い分け~CALGB/SWOG80405試験結果を受けて~

室圭山口研成沖英次吉野孝之

大腸がんperspective Vol.2 No.1, 12-18, 2015

2013年から2014年にかけて,進行再発大腸癌の一次治療として抗VEGF抗体薬(ベバシズマブ)と抗EGFR抗体薬(セツキシマブ,パニツムマブ)を直接比較するPEAK試験,FIRE-3試験,CALGB/SWOG80405試験が報告された。各試験におけるKRAS野生型,RAS(KRAS/NRAS)野生型の治療成績も明らかとなり,日本でも2015年春にはRAS遺伝子検査の臨床導入が図られることが予測される。そこで本座談会では,上記臨床試験の結果から,RAS野生型進行再発大腸癌の一次化学療法として,至適な分子標的治療薬は何か,実地臨床の治療をどのように考えどのような選択をしていくべきか,さまざまな視点からご討議いただいた。
室:本日は3人の先生にお集まりいただき,2014年の米国臨床腫瘍学会(ASCO),および欧州臨床腫瘍学会(ESMO)において発表されたCALGB/SWOG80405試験の結果を受け,今後の進行再発大腸癌の一次治療選択についてどう考えていくべきか,お話を伺っていきたいと思います。早速ですが,山口先生よりCALGB/SWOG80405試験を含む,抗VEGF抗体薬と抗EGFR抗体薬の直接比較試験の概要をお話しいただきます。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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