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心不全症例への抗凝固療法

Cardio-Coagulation Vol.4 No.1, 42-47, 2017

Mさん。安定した心不全コントロールの経過中に脳梗塞を発症した拡張型心筋症の1例。
65歳,男性。拡張型心筋症による慢性心不全に対して3年前より利尿薬やβ遮断薬などの至適薬物療法を導入した。左室駆出率は42%と低下していたが,息切れもほとんどなくほぼ通常の生活を送っていた。外来受診時に毎回測定しているBNP値は変動が大きいものの,心不全徴候との関連が見出せずにいた。外来で記録された心電図は常に洞調律で,抗凝固療法は適応なしと判断された。今回,急に言葉が出なくなり,右不全麻痺にて緊急入院した。頭部MRI の拡散強調画像で急性脳梗塞と診断された。入院中の心電図モニターで1時間ほどの心房細動が時に出現することが判明し,抗凝固療法が追加された。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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症例 抄録