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症例報告(Anti-aging Science)

運動器症候群に対する複合高周波EMSの改善効果

-歩行速度と開眼片足立ちに関する検討-

森下竜一橋弥尚孝横山幸三桑畑亮嗣

Anti-aging Science Vol.9 No.1, 25-31, 2017

▼日本でも2017年に75歳以上を高齢者と提唱し,フレイル,サルコペニア,ロコモティブ症候群の改善のために,安全で効果的な治療介入法の検証,確立が急務である.
▼今回,ロコモティブ症候群である平均82歳の高齢者に対して,腸腰筋と大腿四頭筋への複合高周波によるelectrical muscle stimulation(以下EMS)を3ヶ月間行い,EMS前後の変化を測定し,ロコモティブ症候群へ効果的な介入方法であるかを検証した.
▼歩行障害をもつロコモティブ症候群高齢者の自立歩行の速度と片足立ち時間は有意に改善し,運動器障害のないサルコペニア高齢者と有意差がなくなった.また,腸腰筋の筋力も増大し,インナーマッスルが有意に筋力増強された.
▼複合高周波EMSでは転倒などはないことと,電気刺激は痛みもなくストレスのない有酸素運動であることから,80歳以上のロコモティブ症候群の高齢者では,認知症とうつ病への予防介入にも適した方法であると考えられた.
「KEY WORDS」the aged,locomotive syndrome,sarcopenia,3-meter walking,one-leg standing,EMS

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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