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Theme 固形がんに対する免疫療法と分子標的治療の進歩 Cancer biology and new seeds

抗Claudin抗体

久保田洋平設樂紘平

がん分子標的治療 Vol.18 No.2, 59-63, 2020

Claudin(CLDN)は,細胞間結合様式の1つであるタイトジャンクションの形成に関与する主要な膜蛋白質である。CLDNファミリーの1つであるCLDN18.2は,正常組織では胃粘膜にきわめて特異的に発現している一方で,多くのがん種で異所性に発現している。細胞膜の外側に局在しモノクローナル抗体が結合可能な構造をしており,それらの特性からCLDN18.2を標的とした抗Claudin抗体であるzolbetuximab(IMAB362)が近年開発された。
「KEY WORDS」Claudin,Claudin18.2,Zolbetuximab,IMAB362,胃がん

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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