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EGFR T790M変異検査:リキッドバイオプシーとしての保険承認から今後の必要性まで

高濱隆幸

がん分子標的治療 Vol.17 No.1, 92-95, 2019

EGFR変異陽性肺がんは,ほかの転移・再発を伴う固形がんの先陣を切って,固形がんの分子標的治療,遺伝子診断の分野で多くのエビデンスを創出してきた。なかでも,他がん種に先駆けて,遺伝子診断の検体として従来の腫瘍組織を用いる手法から,腫瘍由来の血中循環腫瘍DNA(circulating tumor DNA;ctDNA)を用いるリキッドバイオプシーの実用化に向けて大きな期待が集まり,種々の臨床研究を経て臨床応用が進んだ。一方で,肺がん診療は新規薬剤の登場によって標準治療の更新が非常に早いこと,また,リキッドバイオプシーの限界も明らかになるなど,T790M変異検査の立ち位置は大きく変化している。
本稿では,EGFR T790M変異検査におけるリキッドバイオプシーのデータを要約し,保険承認の状況から今後の必要性まで考察を加えたい。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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