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Pharmacogenomics and biomarker

重症筋無力症と免疫チェックポイント阻害薬

鈴木重明

がん分子標的治療 Vol.15 No.4, 73-76, 2017

免疫チェックポイント阻害薬(ICIs)に関連した自己免疫有害事象として神経・筋障害は多彩である。特に重要なのが重症筋無力症(MG)であり,日本の市販後調査データによるとニボルマブ単独投与後に発症する頻度は0.12%である。発症時期についてはICIs導入早期,多くが2回目の投与後までに発症する。臨床像については,一般的なMGと比べ,症状は急速に進行し球症状やクリーゼを伴う重症例が多い。また血清クレアチンキナーゼ(CK)が高値であり,筋炎・心筋炎を合併する場合がある。免疫療法が有効であり,ICIsの再開が可能となった症例もある。一方,死亡例もあり,がん専門医とコンサルテーションを受ける神経内科医あるいは循環器内科医による適切な対応が求められる。
「KEY WORDS」免疫関連有害事象,重症筋無力症 ,クレアチンキナーゼ ,筋炎 ,心筋炎

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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