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Hippo経路を標的としたがん治療戦略のパラダイムシフト

がん分子標的治療 Vol.15 No.3, 66-71, 2017

Hippo経路は器官発生および幹細胞の生物学・組織再生,また,がん化に重要な役割を担うシグナル伝達系として近年注目を集めてきた。この経路は細胞自律的に器官の大きさを抑制するため,ヒトにおいて“がん抑制シグナル”として働くと考えられている。われわれは,正常細胞のがん化を防ぐHippo経路が,驚いたことにがん細胞においてはむしろ宿主の抗腫瘍免疫応答を抑制していることを発見した。本稿では,がんにおけるHippo経路の役割に関して概説し,さらに,がん免疫療法における新たな創薬標的としてのHippo経路の可能性について論じる。
「KEY WORDS」Hippo経路/免疫原性/がん免疫療法/細胞外小胞/インターフェロン応答

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抄録