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新世代の分子標的治療 泌尿器科がん・婦人科がん

がん分子標的治療 Vol.15 No.3, 45-57, 2017

泌尿器科がん,婦人科がんの領域では,分子標的治療の開発が腎細胞がん以外は遅れていたが,最近急速に進んできた。
泌尿器科がん領域においては,腎細胞がんにおける新たな血管新生阻害薬や,免疫チェックポイント阻害薬と血管新生阻害薬の併用の効果が報告されている。前立腺がんは患者数も多く,種々の分子標的薬の探索が行われてきたがあまり進んでいない。しかし最近,PARP阻害薬,AKT阻害薬などが期待されており,また対象を限れば免疫チェックポイント阻害薬も有効な可能性がある。そして,尿路上皮がんでは線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)阻害薬,免疫チェックポイント阻害薬などが期待される。
婦人科がん領域においては,卵巣がんにおけるPARP阻害薬,新たな血管新生阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬のエビデンスが報告されている。一方,子宮頸がんにおいては血管新生阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬,そして子宮体がんにおいては血管新生阻害薬,PI3K/AKT/mTOR阻害薬,対象を限定して免疫チェックポイント阻害薬が期待される。
「KEY WORDS」分子標的治療/泌尿器科がん/婦人科がん/PARP阻害薬/免疫チェックポイント阻害薬

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録