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新世代の分子標的治療 胃がん・食道がん

がん分子標的治療 Vol.15 No.3, 28-33, 2017

食道がんでは,1次治療が不応・不耐の症例に対するニボルマブの第Ⅱ相臨床試験で良好な成績が得られ,その後タキサン系薬剤とのランダム化比較試験が実施中である。同じく抗PD-1抗体のペムブロリズマブも標準治療無効の食道がんに対する有効性が示され,タキサン系薬剤,イリノテカンとの比較試験が実施されている。胃がんにおいては,標準治療のないラストラインの胃がんに対するニボルマブとプラセボの比較試験で,ニボルマブにおいて有意な生存期間延長効果が示され,現在胃がんへの承認追加が申請されている。がん幹細胞阻害薬であるBBI608は2次治療における化学療法との併用療法の第Ⅲ相臨床試験が行われていたが,主要評価項目である全生存期間(OS)の有意な延長を達成できる見込みが低いとの判断により,独立データモニタリング委員会より盲検化解除の勧告となった。ヒト上皮成長因子受容体(HER)2抗体-薬物複合体であるDS-8201aも期待される薬剤の1つで,今後の試験結果が待たれる。
「KEY WORDS」分子標的薬/免疫チェックポイント阻害薬/がん幹細胞阻害薬/抗体-薬物複合体

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録