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新たな抗体-薬物複合体

がん分子標的治療 Vol.15 No.2, 82-87, 2017

抗体-薬物複合体(ADC)とは,モノクローナル抗体と低分子医薬を適切なリンカーを介して生体共役反応(bioconjugation)によって結合した構造を有する医薬群である。CD30陽性のホジキンリンパ腫,未分化大細胞リンパ腫に対してブレンツキシマブベドチンが,ヒト上皮成長因子受容体(HER)2陽性進行乳がんに対してトラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)がそれぞれ承認されており,そのほか,抗CD22 ADC製剤であるinotuzumab ozogamicin(CMC-544)が急性リンパ性白血病患者を対象に2015年に米国食品医薬品局(FDA)のfast track designationを受けている。そのほかにも複数のADC製剤が第Ⅲ相臨床試験に進んでおり,今後幅広いがん腫で使われていくことが期待される。
「KEY WORDS」抗体-薬物複合体,ブレンツキシマブ ベドチン,トラスツズマブ エムタンシン,inotuzumab ozogamicin

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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抄録