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Theme 遺伝子解析に基づく新しい分子標的治療

遺伝子解析に基づくがん治療 乳がん

Cancer treatments based on genetic analyses : breast cancer

佐藤史顕

がん分子標的治療 Vol.14 No.1, 21-25, 2016

「SUMMARY」乳がんの診断の柱である画像検査・病理検査とは異なり,遺伝子解析はより質的な情報をもたらし,乳がんの理解を深めるとともに治療法選択への判断基準を提供しはじめている。現在までに,乳がん原発巣の遺伝子発現解析をもとにしたmulti-gene assayとしてMammaPrint,Oncotype DX,PAM50といったアッセイが実用化されてきた。今後,ゲノム遺伝子変異情報によるアッセイや血液標本を用いたアッセイが実用化されるであろう。
「KEY WORDS」乳がん,遺伝子変異,多遺伝子アッセイ,リキッドバイオプシー,分子標的治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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