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米国臨床腫瘍学会(ASCO)

第51回米国臨床腫瘍学会(ASCO 2015)報告

2015 ASCO Annual Meeting report

赤松弘朗

がん分子標的治療 Vol.13 No.3, 89-90, 2015

会期:2015年5月29日~6月2日
会場:McCormick Place(シカゴ)
「はじめに」第51回米国臨床腫瘍学会(ASCO)は5月29日~6月2日までシカゴで開催された。先立って4月に開催された米国癌研究会議(AACR)でpembrolizumabの衝撃的な登場があったことから,ASCOにおいても同種薬剤の躍進がある程度予想されてはいたものの,終始免疫チェックポイント阻害薬に席捲・圧倒された5日間であった。本稿では,免疫チェックポイント阻害薬の開発が進んでいるがん腫の1つとして筆者の専門領域でもある肺がんでの新規知見を概説し,一部プレナリーセッションの話題もふまえて今後の方向性についても述べさせていただく。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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