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外来での発熱患者への対応

up-to-date 子どもの感染症 Vol.3 No.1, 4-17, 2015

外来診療では,発熱患者の割合が多く,ひと口に「発熱」といってもその原因や随伴症状は多岐にわたる.診療する医師には迅速かつ的確な対応が求められる.そこで今回は小児の発熱患者への対応について,クリニックと病院,それぞれの立場から診断・治療,また予防の観点からのワクチン接種について伺った.
「小児発熱患者に対する外来診療の現状。
石和田:小児の発熱は外来診療において頻度の高い病状の1つですが,その多くは感染に起因し,ときとして髄膜炎などの重篤な病状に進展する可能性があります.本日は,外来における小児発熱患者への適切なアプローチのあり方について,アンケート結果をもとに病院とクリニック,双方の立場からご意見をお伺いしたいと思います.まず,Q1では,多忙な外来診療のなかで発熱患者を診るにあたり,どのような点に留意しているかを伺いました.回答では「③全身状態」がもっとも多く,わずかな差で「②年齢」が続き,「①発熱の程度」「④随伴症状(中耳炎・尿路感染症など)」「⑤基礎疾患の有無」がほぼ同数という結果となりました.コメントでも全身状態の把握を重視する声が多く,ほかには所属する集団における流行状況という意見もありました.この結果についてはいかがでしょうか.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

抄録