「人」
第18回
Frontiers in Alcoholism Vol.11 No.1, 2-2, 2023
1977年から東京女子医科大学消化器内科に勤務し,多くのアルコール性肝疾患の患者さんの治療に従事してきた。大学病院を受診する患者さんの多くは,すでにアルコール性肝硬変の末期で,予後不良な患者さんが少なくなかった。肝硬変では,禁酒は必須で,精神科医,医療スタッフ,ご家族と協力して禁酒指導を行ったが,飲酒を継続される患者さんも少なくなく,ご家族の悲しみ・苦しみがとても深かった。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。