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特集 地域の医療連携に関する取り組みと課題

5.沖縄県における医療連携の取り組みと課題

福田貴博

Frontiers in Alcoholism Vol.5 No.1, 33-37, 2017

沖縄県は飲酒に寛容な文化であり,アルコール依存症をはじめ,飲酒運転,自殺などアルコール関連問題との結びつきの大きな地域である。総合病院とアルコール依存症専門病院の連携として,アルコール依存症専門病院から精神科医もしくはアルコール病棟看護師が総合病院へ赴き,アルコール相談室を実施している。また,保健所が中心となり,地域の医師会などとアルコール対策推進会議を設置している。全体の方向性を決定する推進会議の下に,各実行部門として,1次予防,2次予防,3次予防を担当する各部会をつくり,それぞれに活動している。沖縄県は,島嶼県であるため,離島診療所の医師らと連携し,離島住民を対象にAUDIT調査を実施し,その後のアルコール関連問題に対する早期介入も各離島の状況に合わせて行っている。今後は,医療だけでなく,自助グループ,保健や行政といった多分野での連携の発展と,多様化する対象に合わせた多層的な早期介入が望まれる。
「KEY WORDS」医療連携,総合病院,地区医師会,離島診療所

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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