編集委員全員による座談会は,本来,創刊号で行われるべきかもしれない.本誌が,それをあえて第14号で企画した意図は,14回にわたる特集,対談,各コーナーで浮き彫りになったわが国の女性医療の現状と課題を踏まえた上で,今後の女性医療のあるべき姿を編集委員全員で考えていただきたかったからに他ならない.まさに,本誌のサブタイトルである「これからの女性医療を考える」ディスカッションが実現したのである.全14号を通して,印象深い企画,新たに生まれた関心領域を考えていただくことで,はたして,編集委員の先生方は,女性医療のどのような現状と課題を実感され,女性医療にどのような未来を展望されるだろうか.